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2005年6月

2005年6月22日 (水)

『古本屋の女房』 田中栞

古本屋の女房
古本屋の女房
posted with 簡単リンクくん at 2005. 6.22
田中 栞
平凡社 (2004.11)
通常2~3日以内に発送します。

奥付から、著者プロフィールを書き写します。「昭和34年、横浜市生まれ。横浜の古書店「黄麦堂(おうばくどう)」夫人。三笠書房、汲古書院の編集者を経て、現在、校正者。日本出版学会会員、日本校正者クラブ会員、日本書票協会編集顧問、書皮友好協会特別会員。『季刊「銀花』『ユリイカ』『彷書月刊』『図書館の学校』『紙魚の手紙』などに古書・書店関連記事を執筆。

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2005年6月14日 (火)

『コズミック・ファミリー アクエリアスの夢を生きる女』 明本歌子

コズミック・ファミリー
明本 歌子
フィルムアート社 (1998.7)
通常2~3日以内に発送します。

装幀があやしげです。帯にある紹介もかなりあやしい。「夢の啓示と西洋哲学に導かれ……60~80年代のアートシーンを体験しながら、世界を巡る自分探しの旅。波瀾万丈の不思議(ミラクル)エッセイ!」ときました。

それでですね、本書に登場する人々が、びっくりするほど錚々たる顔ぶれなんです。いきますよ。「明本京静(父・作曲家) 小沢征爾 高橋悠治(最初の夫) 高橋鮎生(息子) 岩城宏之 和田誠 岸洋子 ヤニス・クセナキス(作曲家) ホレス・シルヴァー(ジャズ・ピアニスト) 篠山紀信 ジャック・マグリア(ジャン・ジュネの息子) マンスール・マレクプール(二番目の夫) クロード・ピカソ(ピカソの息子) 勅使河原宏 ソウル・スタインバーグ(画家) アンディ・ウォーホル(画家) トム・ウエッセルマン(画家) 横尾忠則 坂田栄一郎 ゴードン・ワッソン(キノコ学の権威) リンゼイ・ケンプ(舞台芸術家) マーティン・ノールス(三番目の夫) ジョン・ケージ(前衛作曲家)」。ふぅ。

さて、著者明本歌子のプロフィールはというと、「東京芸大作曲家卒/ピアニスト/画家/ロック・ミュージッシャン/西洋占星学研究家」だそうで……これだけでもなんだかエネルギーがはじけていそうでしょう?

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2005年6月11日 (土)

『古本夜話』 出久根達郎

古本夜話
古本夜話
posted with 簡単リンクくん at 2005. 6.11
出久根 達郎 / 出久根 達郎著
筑摩書房 (2003.11)
通常2~3日以内に発送します。

ちょっと手抜きで、裏表紙から抜粋。

古本屋の店頭で毎日のようにくりひろげられる人間模様。なぜか古本のまわりには、奇妙な話、泣かせる話、ぞっとする話などドラマがいっぱい。ほんとうなのか、ウソなのか、にわかには判じ難い出来事を絶妙な筆致で描き出す。古書店を営みながら、作家デビューをはたした出久根達郎が自分自身の体験を書き綴った初期作品を中心に選んだ古本アンソロジー。  解説 岡崎武志

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2005年6月10日 (金)

『夜のピクニック』 恩田陸

夜のピクニック
恩田 陸 / 恩田 陸著
新潮社 (2004.7)
通常2~3日以内に発送します。

あろうことか、恩田陸の作品をこれまで読んだことがなかった。チャンスがなかっただけのことだけれど。本作品は、第2回本屋大賞受賞作品になったせいもあって、小説の簡単な筋や、本作を書くにあたり、作者が実際に舞台となる場所を歩いてみたことなど、さまざまな事前知識が入っていた。とはいえ、そういう周辺事実を知っていたとしても、恩田陸とはどういう文章を書く作家なのか、がわかるわけではない。

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2005年6月 4日 (土)

『椿山課長の七日間』 浅田次郎

椿山課長の七日間
浅田 次郎 / 浅田 次郎著 / 浅田 次郎〔著〕
朝日新聞社 (2002.10)
通常2~3日以内に発送します。

浅田次郎の小説は、エンターテインメント的要素がたっぷりあるので、読書初心者にも、手練れの読者にも、広くお勧めできるものが多い。本書は、朝日新聞の連載小説であったこともあってか、特にその傾向が強い。家族について考える、人生を考える、やさしさとは何か、高齢化社会を考える、社会で働く意味を考える、愛とは何かを考える。さまざまな切り口が、それぞれの読者に向けて、やさしく提示されている。誰もが、自分の状況に引きつけて読むことができる、オールマイティな小説である。

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『古本道場』 角田光代・岡崎武志

古本道場
古本道場
posted with 簡単リンクくん at 2005. 6. 4
角田 光代著 / 岡崎 武志
ポプラ社 (2005.4)
通常24時間以内に発送します。

古本道場主の岡崎武之進こと岡崎武志の指令を受けて、古本道初心者の角田光代がまちを歩く趣向。毎回、あるエリアの古本屋が何店か指定され、テーマが与えられると、角田はまちを歩き、自分で本を探す。角田によるその一部始終の報告があり、それを受けて道場主の講評、そして次の指令、という構成。

角田が、本に親しんでいる人ではあっても、古本道の素人であることで、読者は救われる。いきなり「古書店命」みたいなディープなノリで始まると、「そういう方たちはそういう方たちでやってください」という気持ちになって、思い切り引いてしまうから。そうならないように、というのが本書の狙いであるだろうから、半分腰の引けている読者を、「面白いよ」と導くのには、角田のキャラクターはぴったり!である。平均的な感性の持ち主では必ずしもないし、さまざまなことに独自のこだわりを持つ性質でありながら、わからないものはわからない、好きなものは好き、と明解だ。そして、これは大事なことだけれど、まち歩きが好き(方向音痴みたいだけど)、そしてもちろん本が好き。

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