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2006年5月

2006年5月29日 (月)

『最後から二番目の毒想』 倉橋由美子

最後から二番目の毒想
倉橋 由美子著
講談社 (1986.4)
この本は現在お取り扱いできません。

本書は、山田詠美が江國香織に推薦した2冊のうちの1冊。もう1冊は吉屋信子の『自伝的女流文壇史』。さて、本書は、著者自身が“毒想”と言っているぐらいだから、それはもう毒に満ちておりますよ。エッセー集なのだが、単行本化されたときのあとがきをご紹介いたしましょうか。

最後にこの本のタイトルについて書いておくと、サティの愛好者ならすぐにお気づきのことと思うけれども、これはサティのピアノ曲「最後から二番目の思想」によるものである。このあと何冊もエッセー集を出す力はもう残っていないように思われる。せいぜいあと一冊であって、だからこれが「最後から二番目」というところである。「毒想」つまり「毒薬的思想」については説明するまでもない。私の書くものはほとんどが毒薬である。ただし、服用すれば正気に返るという効用のある毒薬である。それで、この本の中身を簡単に言えば、「いつも惰眠を貪っているふとりすぎた脳細胞を目覚めさせるための毒言葉」ということになる。もちろんこれもサティの「いつも片目を開けて眠るふとった猿の王様を目覚めさせるためのファンファーレ」に倣ったものである。残念ながら、長すぎて本の背表紙に収まりそうにないので、タイトルにするのは諦めた。

このように作者の言うエッセー集。山田詠美も「まいりました」と言う一冊。痛快ですよー。ぜひご一読を!!

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2006年5月19日 (金)

『体の贈り物』 レベッカ・ブラウン

体の贈り物
体の贈り物
posted with 簡単リンクくん at 2006. 5.19
レベッカ・ブラウン著 / 柴田 元幸訳
マガジンハウス (2001.2)
通常2-3日以内に発送します。
体の贈り物
体の贈り物
posted with 簡単リンクくん at 2006. 5.19
レベッカ・ブラウン〔著〕 / 柴田 元幸訳
新潮社 (2004.10)
通常2-3日以内に発送します。

訳者の柴田元幸は、訳者あとがきの中でいう。

訳した本はどれも、届くべき読者に届くことを祈りつつ世に送り出すものだが、この本はいつにも増して、熱く祈りたいと思う。(…中略…)たぶんそれは、この本が、「とにかく読んでもらわないと魅力がわかってもらえない」本だということだと思う。むろん、つきつめて言えばどんな本だってそうなのだけれど、この本の場合は特に、その魅力を一口で伝えるのが難しい。

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2006年5月16日 (火)

『自伝的女流文壇史』 吉屋信子

自伝的女流文壇史
吉屋 信子著
中央公論社 (1979)
この本は現在お取り扱いできません。

『文藝』2005年9月号は山田詠美の特集だった。その中で「江國香織・川上弘美・綿矢りさからの33の質問」というコーナーがある。江國が質問します。

“男性を甘やかすこと”について御意見をうかがいたいです。

山田詠美は答えます。

それこそ女の甲斐性! 甘やかしてこそ、こちらも甘える楽しみをものに出来るのであーる。

なるほど。江國が尋ねます。

おもしろい本(エクニ読むべし!)を、一冊教えて下さい。

山田詠美は答えます。(それも二冊)

『最後から二番目の毒想』 倉橋由美子著(講談社刊)

『自伝的女流文壇史』 吉屋信子著(中公文庫)

☆どちらもまいりましたって感じで、しゅーん、です。

こんなふうに書かれて読まずにいられますか。

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2006年5月 7日 (日)

『家庭の医学』 レベッカ・ブラウン

家庭の医学
家庭の医学
posted with 簡単リンクくん at 2006. 5. 7
レベッカ・ブラウン著 / 柴田 元幸訳
朝日新聞社 (2002.10)
通常2-3日以内に発送します。

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『花蔭の人 矢田津世子の生涯』 近藤富枝 

花蔭の人
花蔭の人
posted with 簡単リンクくん at 2006. 5. 7
近藤 富枝〔著〕
講談社 (1984.12)
この本は現在お取り扱いできません。

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『国家の自縛』 佐藤優

国家の自縛
国家の自縛
posted with 簡単リンクくん at 2006. 5. 7
佐藤 優著 / 斎藤 勉聞き手
産経新聞出版 (2005.9)
通常2-3日以内に発送します。

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