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2008年3月

2008年3月 8日 (土)

『犬身』 松浦理英子

この著者の本を読むのは初めて。本書が発刊されて、幾つかの書評やインタビュー記事を読み、興味をもって読んでみた。2007年10月31日の朝日新聞のインタビュー記事は、著者の狙いも、ストーリーも、わかり過ぎるぐらいわかってしまうので興ざめだが、著者自身の言葉として、「性器結合中心の性愛から離れた形での関係性を考えたかった」という言葉が紹介されていて、納得。

前作『親指Pの修業時代』では、足の親指がペニスと化した女性を描いて、「性の通念に揺さぶりをかけた」のだという。本作は、種を超える世界に新境地を拓かんとしているわけである。

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