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2008年9月

2008年9月12日 (金)

大阪の専門図書館についてお知らせです

当日記で何度かお知らせしておりました、財団法人大阪社会運動協会(社運協)についての続報です。

大阪の社会史・労働史の一次資料を一般公開していた大阪府労働情報総合プラザが、橋下府知事の方針により閉鎖が決定し、また、プラザ社運協資料室への補助金が全額カットされました。

しかし、職員の方たちは、このような決意で、エル・ライブラリーとして、新しいスタートを切りました。

30年をかけて収集した45000冊の図書と47000件の新聞・雑誌、数万点に及ぶ労働組合や企業・団体の内部資料・一次資料を次世代に引き継ぐことを社会的歴史的使命と考え、今後も図書館運営を続ける決意を固めています。また、大阪府が行政の役割を放棄して廃棄しようとした資料25000冊についても当協会が引き取り(大阪府からの寄託)、一般公開に供する所存です。

そのあたりの事情は詳しく、こちらのHPに掲載されています。

そして、エル・ライブラリー運営のために、図書館運営を支援する会員を募集しています。ぜひご一読ください。

◆会員資格 18歳以上で、エル・ライブラリーの趣旨に賛同し会費を納入していただける方。

◆年会費  学生 3000円/1口
        一般会員 5000円/1口
        維持会員 20000円/1口
        特別維持会員 100000円/1口
      ※会員種別は金額の違いだけで、サービス内容は同じです。

◆会費振込み先 郵便口座 00990-9-194176
           口座名義は「エル・ライブラリー会」です。
        (ご連絡いただきましたら振込み用紙を郵送します)

◆有効期限 お申し込みの月から一年間。2008年11月末日までにお申し込みの方の有効期限は2009年12月末とします。

◆会員特典 ・週1回、労働情報を掲載したメールマガジン発行(電子メールを利用されない方には月1回郵送)
        ・年1回、エル・ライブラリーの活動報告を郵送
        ・郵送による貸出(貴重品や逐次刊行物の最新刊など貸出不可のものあり) 
       ・書庫内入室利用可
       ・資料相談・調査相談に応じます(調査代行はいたしません)
       ・複写料金の割引
       ・『大阪社会労働運動史』の割引販売、
       ・大阪社会運動協会が行う講座などイベントへの割引または無料招待
 ◆利用規程 ・利用は完全予約制
         ・閲覧無料
         ・貸出とレファレンスサービス(資料相談)対象は会員のみ
         ・コピー代金 1枚20円(会員10円)、郵送1枚50円(会員20円)
          ・開館時間 10:00-17:00
         土・日・祝日、年末年始は休館。その他、臨時休館あり。
      会員の時間外利用についてはご相談ください。

詳しいご案内をお送りしますので、メール
shaunkyo@topaz.ocn.ne.jp
またはお電話でお問い合わせください。 

財団法人大阪社会運動協会
〒540-0031

大阪市中央区北浜東3-14 府立労働センター(エルおおさか)4階
電話06-6947-1210 Fax 06-6946-2607
HP:http://www2.ocn.ne.jp/~shaunkyo/

※皆様からいただいた個人情報はイベントや刊行物発行のお知らせ、図書館業務以外には使用しません。

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2008年9月 7日 (日)

『顰蹙文学カフェ』 高橋源一郎・山田詠美

文学ってもう終わりなのか? と暗い気持ちに高橋源一郎はなっていました。何故くらーい気持ちになっていたかということを示すために、源一郎は、こんな例を挙げます。

  • 「文学」に関するテレビ番組に出演していて、そこに集められた「平均的な若者」50名に向かって、スタンダールの『赤と黒』について質問をした。ちなみに『赤と黒』を読んだことがある人の挙手を求めたらゼロだった。『赤と黒』について知っている人の挙手を求めたらゼロだった。そして……スタンダールという名前を聞いたことのある人の挙手を求めてもゼロだった。。。
  • 大学の新入生で「本が好き」と自称する子たちを集めて話をしていた。最近読んだ本を聞いたら、何人かの子が流行りのケータイ小説を挙げた。そのほかの子が、何かのタイトルを挙げたので、どんな小説か質問したら、うまく答えられない。「ケータイ小説?」「違うかも」「それ、文庫本だった?」「先生、文庫本って何ですか?」

そんな不安を山田詠美にぶつけて、おおいに文学の話をしたのでした。そして、源一郎は詠美に問いかけます。「もうずっと前から、『文学』なんかどこにもなくて、ないのに、『文学』『文学』とか言ってるとか思われて、『あんた、終わってるよ』っていう視線を浴びてるのに気付いてないのかも、って思わない?」

エイミー姐さんは言い放つのです。

「何言ってんのよ。誰が何言おうと関係ないわよ。わたしたちが『文学』なのよ!」

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『懐かしい日々の想い』 多田富雄

2002年8月に本書は発行されている。1934年生まれの多田富雄氏、68歳の年である。2001年5月に脳梗塞で倒れ、2カ月のあいだ、半身不随で動くことができず、経管栄養だけ。声も出せない。知能は侵されなかったのは幸いであったが、意識もはっきりとあり、どれだけの恐怖や絶望を感じていても、それを訴えることもできない。そういう状態に陥った。病状が少し落ち着いたとき、それまであちこちに書いたエッセイを、自分が死ぬか執筆不能になったときの遺稿集として出したいと考え、その構想がまとまって生まれたのが本書である。

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