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2012年5月

2012年5月30日 (水)

「本の島」をめぐる対話vol.3 堀江敏幸vs吉増剛造(1)@青山ブックセンター本店(2012.5.26)

2012年5月26日(土) 青山ブックセンター本店にて、「本の島」をめぐる対話vol.3 堀江敏幸vs吉増剛造 が開催された。それはそれは楽しく豊かなトークで、会場全体がしあわせに包まれていた。全貌を記録するのはとてもとても不可能なれど、余りにも素敵な時間であったので、その場で取ったメモを頼りに、少しずつそのときの記録を書いてみたい。しかし、会場が暗く、手元が全く見えないので、自分の書いている文字が見えないなか、のたうつ暗号のような文字は解読不能なものも多い。どこまでできるだろうか。

何回かに分けて書いていく予定。今回は、お二人の印象と、お二人の関係について。

◆堀江敏幸さん◆

いでたちは、雑誌、テレビ等で拝見するいつもの感じ。ご本人の印象同様、威圧感というものを一切感じさせない、ひょうひょうとした、風の通り抜けるような雰囲気。色も、においも、体温も、体格も、過剰なものが一つもない。脂ぎったところもない。想像していたよりも、上背がおありで、また、細身でした。

印象的だったのはヘアスタイル。前髪をめがねの縁にかかるほどたらしていて、ちょうど中学生になりたての少年が少しずつ髪を伸ばし始めたときのような感じ。話をするときには、話し手の顔をしっかりと見ているにもかかわらず、人と目を合わせるとはにかんで目をそらしているのではないか、という印象を与えるような雰囲気は、あの前髪とめがねのせいだろうか。

◆吉増剛造さん◆

開場になってまもなく壇上に来られて、しつらえられた小さな舞台のご自身の席に腰掛けて、用意された小机に、トークで言及しようということなのだろう、何冊もの書籍をbookendを使って並べ、時折その順番を入れ替えたりしながらも、開場をねめ回し、知った顔があると、片手を上げたり、人なつこそうな笑顔を見せて、既に会場と一体化せんとするばかり。いでたちは、音楽家とも見えるようなスタイリッシュな感じ。黒の上下に(スーツではない)、ストールを巻いて、白髪交じりの天然パーマのヘアスタイルと、しわの刻まれた日本人離れした風貌とが、国籍、性別、年齢を越えた世界人のイメージ。男性ではあるけれど、魔女会の参加資格も十分にありそうな感じ。70代でこの色気はすごい。

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