2018年12月 9日 (日曜日)

12月9日(日)

神奈川県秦野から弘法山公園・吾妻山コースを歩き、温泉に入ってきました~。このコースは二度目。一昨年ではなく、昨年の9月に歩いていた。秦野の観光案内所でもらった地図によれば、歩行距離約7.5km、歩行時間約2時間10分。10:00スタートで、昼食休憩40分ほど、その他トイレや展望台に上るなどの時間をのんびり取っても、13:30頃には温泉に降りてきた。前回は台風の直後で、後半の下り坂のどろんこ具合がひどくて、登山靴の裏がどんどん厚くなっていくようなぬかるみだったから、歩くのも慎重にならざるを得なかったし、途中で泥を落とさないとならなかったりしたのだった。寒い日には標高の低い里山を歩こうと、誰もが考えるみたいで、人が多くてびっくり。そして、温泉もなかなかの混雑で、30分遅れたら相当な混雑になったであろう、という賑わいぶりだった。家を出てから帰宅するまで24000歩。まあ、平均的なところでしょう。腰は、タイツとコルセットのおかげで無事でした。途中、時々痛みが発生しそうだったけれど、勾配もきつくないし、荷物も割合軽くしたし、温泉に入ったし、というわけで、とりあえず無事。いや、前回も腰痛は3日後の朝に発生したのだから、まだまだ油断はできませぬが……。

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12月7日(金)・8日(土)

◆12月7日(金)

・3:00就寝、5:20起床。朝食後、車で鍼治療に6:00に出発。真っ暗でござる。気温は高めで、10℃くらい。腰、顔の治療。R先生、「よくなったね。おそらく腰は今日で終わりでよさそう」とのこと。来週、月水金の予約。「でも、先生、明日、低いお山のハイキングに行くので、もしかしたらまた痛くなっているかもしれません」と言ったら、「そんなの大丈夫だよ」と。歩く分には大丈夫と先週も言われた。とはいえ、リュックの重さが、弱った体幹にはけっこう応えるみたいなんです~。足の筋力はだいぶ回復してきたけれど、体幹はなかなか鍛えられない。もともそ上半身の筋肉が少ない体型なので、なおさら。

・8:00に帰宅。先週筑波山をキャンセルさせてもらった友からは、「土日のうちなら土曜日が良いのだが、今の段階で連絡がないので、おそらく予定は入らないと思うけど、万が一入ったらそちらを優先させてほしい」と言われていた。木曜の時点で「友の予定、私の腰、お天気」の3つの条件が整ったら行くということで、金曜日に最終決定ね、ということになっていた。それで、「お天気も大丈夫そうだし、私の腰はR先生からオーケーが出たので大丈夫ですけど、そちらのご予定は?」とメールした。

・それから、仕事メールなど幾つか送ってから、寝付かないながらも頑張って昼寝。9:00から何度も何度も目が覚めて、途中で起き出したりしながら、結局14:00頃まで布団を上げられず。

・起きた時点で、友から「予定が入ってしまいました」とのこと。仕方ないよね、お互い無理なく設定するのがいいのだからと思ったら、「それで、日曜日はいかがですか?」 あれ? 彼女から土曜日と指定されていたので、日曜日の選択肢はないと思っていた。が、実は、日曜日だとゆっくり夕飯が食べられないから土曜日を希望していただけだったのだそうで、それなら日曜日にしましょうということに。

・昼寝前は、「明日はハイキング~」と思っていたが、一日延びたので、いろいろ予定変更。まずフィットネスには行くことにして、あとは仕事と洗濯の段取りを変更。日曜日にハイキングに行く前に2件の仕事を片づけられるよう頑張ることにした。

・夕方暗くなってから自転車でフィットネス。腰に負担のかかるマシンはやらず、そこは勝手にステップに変更。3周するサーキットの2周の後半から汗が出始める。そうなると、体が楽になるのだ。仕事で座っていると、やはりまだ左臀部の中のほうと背筋に鈍い痛みが発生する。それが運動して温まり血行が良くなるとおさまるのである。完治は遠いなぁ。

・帰宅後、ウェア洗濯。夕飯支度をしつつ、仕事。

・ブッシュ41代の死去、ファーウェイ社CFOのカナダでの逮捕。国会の動向など、きなくさいことが多い。

◆12月8日(土)

・日米開戦の日である。

・2:30就寝。この時間に珍しくスムーズに寝付いたのに、5:00前に目が覚めたら、頭が冴えてしまいました~。ああ、なんたること。6:00頃までまったく眠れる気配なし。いつも活動している時間帯ですからね~。また眠りに落ちたようで、10:00、12:00の電話で目が覚め、12:00に起きた。

・夫はとにかく毎日毎日片づけをしている。まあ、義父母宅のものだけでなく、自室の片づけが相当な労働。ごみを大量に出しているのは大変よきことなのだが、本の詰まった段ボールをどんどん倉庫に運んでおり、それも悪いことではないのだが、その本たちはいずれどうなるのでありましょうか。。。考えるとなんだか恐ろしいので、考えないことにしよう。

・気温が低いけれど、薄日は差している。洗濯3回。

・明日のハイキングのタイムテーブルをざっくり作って、友にメール。2年前の9月に一度歩いたときのおおまかな記録と、ネットの「山がーる」のサイトとを参照して、余裕を見たプランにした。気温が低いから、休憩時間が短くなるだろうし、前回よりも早く歩けるだろうと思うので、計画より最高1時間短縮できるだろう。早くふもとに戻って温泉、温泉♨。

・私のOCNアドレスからのメールが、送信先から受け取り拒否されることが増えてきた。既に3つの組織には受け取ってもらえなくなり、ここ数日はGメール(自分のアドレス、仕事相手のアドレス)からも拒否された。以前、OCNのサイトの指示どおり、アカウントの設定を変更したが、何の効果もなかったので、今日は、そのサイトに「メール不達を知らせる英文のメッセージ」の一部をコピーして、対策を問い合わせした。夕方返信があり、「先方から受け取りを拒否されている。OCNとしては、先方の規制を解除をしてもらえるよう努めていく。しばらくしてから再送してみてくれ」という返事。しかも、「送信先の規制対策は、送信先ごとに異なるので、いつ解除されるかということはOCN側からは明示できないことを了承してほしい」と書かれていた。

・これでは「規制を解除してもらえるよう努める」の中身がまったく具体的でなく、努めた結果が奏功したのかしないのかをどうやって知ればいいのか、ということもわからない。寝ぼけた返事である。しかも、なぜ規制対象になっているのかの理由も書かれていない。これでは話にならないので、そのメールに返信した。主旨は、「規制解除を努めていただいた結果は、ご連絡いただけるのか」、「受信拒否される相手が複数あるのだが、それは一つひとつOCNに問い合わせれば、個別に対応してくれるのか」、「漠然とした努力にすぎないのか」といったことを確認するもの。対策の結果が知らされないのであれば、このまま送れない相手が増えていくだけだし、また、不達のメッセージが来ないところもあるので、送れていないことを知ることができない場合もあるのだ。これでは、OCNアドレスを使い続けることのデメリットはどんどん大きくなるばかり。Gアドレスも持っているが、メールソフトでかなりの数の振り分けを設定しているので、それを全部移行して、先方にも連絡をして……というのはできればしないで済ませたい。そうは思うものの、今日のOCNのテクニカルサポートの返信内容を読む限り、現状認識が限りなく甘いし、期待ができないし、という感想。Gメールに移行していくかなぁ。あるいは、使っていないけれど、niftyアドレスも持っているから、アドレスを変更してそれを使おうかなぁ。悩ましい。

・そして、仕事、仕事、仕事~。1件メール納品してあったものの現物パック作成と、最後の最後、仕上げのところで手間取っていたものも、ネットで取り寄せた関連古本が届いてそれを確認したうえで、ひととおり読み直し、小見出しをつけ直し、文章の細かい手入れをして完成。夜、メール納品した。あーーー、すっきりだーーー。

・夫が、セラミックファンヒーターを買ってきた。小さくて軽いのね~。足元が冷えるときに便利。

・夕飯後、デスク周りを少しだけ片づけ、明日のハイキングの支度を始めた。登山靴を磨き、リュックに必要なものを詰める。いつも持っていくものは既に入っているので、準備は簡単。山というよりは里山というか、丘の連なりを歩くので、もちろんランプやら何やらは持っていくが、子どもが遠足で行かれるくらいのところだ。怪我がなければ本当に手軽なハイキングコース。標高も最高で200数十メートルだから、里と同じ程度の寒さである。とはいえ、明日は最低気温5℃の予報だから、カイロやダウン、手袋、帽子などの準備は万全に。

・そろそろ店じまい。明日一日、そしてその後も腰が無事でありますように。願わくば富士山を拝むことができますことを。

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2018年12月 7日 (金曜日)

12月4日(火)・5日(水)・6日(木)

またサボってしまった。

◆12月4日(火)

・2時間半睡眠で、6:00に車で鍼治療に出発。私の予約は6:30で、腰のみ。ちょうどAちゃんが腰と膝で7:00の予約。私が7:00過ぎに終わったとき、Aちゃんの腰の治療が終わり、私が治療してもらっていた部屋に移動してきて膝の治療。私は隣の椅子に座っておしゃべり。今日はお互い予定があったので、7:30頃別れた。

・8:00頃帰宅。洗濯。9:00から90分寝ることに。地元友達とランチ&フィットネスの約束なので、12:00頃自転車で家を出る。銀行その他野暮用を済ませて、13:00駅ビル待ち合わせ。「久しぶり~」。6月末にもう一人の友達と3人で会って以来。いつも行列で入れないお寿司屋さんに入ってみた。ランチタイムは上限90分らしかったが、おしゃべりがはずんで、「お時間を過ぎていますので」と言われたときには、100分以上経過していた。お手洗いに寄ってから、フィットネスに。「お腹がいっぱい過ぎる~」と言いながら、楽しく30分のサーキットで汗をかく。もうすぐ辞めてしまう店長ちゃんとちょっとおしゃべりして、16:00前に解散。買い物をして17:00前に帰宅。

・腰の痛みはかなり改善している。押されると痛いし、無理はできない感じはいまだにあるものの、負荷をかけなければどういう姿勢でも大丈夫。前屈も、ソックスを履く動作も、立ったり座ったりも問題ない。が、まだ油断はできませぬ。

・夕方から仕事。連絡その他も多し。一年近く途切れていたオーラル・ヒストリー・プロジェクトが幾つか同時に再発進ということで、のんびりできるのも今のうち。いや、本当は、家の片づけ、義父母他界後の諸々、やるべきことは山のようにあって、全然のんびりしている場合ではないのだけれど……。

・雑誌で読んだ、ほうれい線を目立たなくする顔の引き締め運動を始めて数日。効果あるみたい! 目の体操やらストレッチやら、日課は増える一方です。加齢と重力に負けないために。

◆12月5日(水)

・またまた3時間弱の睡眠で、6:00に車で鍼治療。今日は夫も一緒。私は顔だけ、という予定だったが、患者さんの予定変更の加減かどうかわからないが、腰→顔の順で両方治療してもらえた。夫は、いつもどおり坐骨神経痛の治療のあと、「右肘が、普段は何ともないのですが、寝ていて起き上がろうとして体重をかけると激痛が……」と言ったら、R先生、「ここは痛いね。ここも痛いね」と次々と痛みの場所を指で発見して、躊躇なく鍼を刺していく。ご所見は、一般に言われるテニス肘とゴルフ肘の両方のつぼに刺したのだそう。夫は「自分では痛いと思っていなかった場所がものすごく痛い」ということで、原因箇所を発見された模様。R先生曰く、「運がよければ、これ一回で治る。もしかしたらもう一回やったほうがいいかもしれない」とのこと。しびれが出たりする前だからよかったみたい。やはり不調は早めに対処すべし。鉄則である。

・帰宅後、すぐに寝てみたが、やはり寝付かず。10:00前から12:00まで寝る。

・あとは仕事。ずっと仕事をしていたら、腰がやはり疲れて痛みが出てくる。しかも、あっという間に日が暮れて、うーん、どうしよう、今日はサボってしまおうか、という気持ちがむくむくと起きてきた。いや、しかし、じっとしていると体にも悪いし、きっと夜うまく眠れないだろうし。というわけで、着替えて、自転車にまたがり、行ってきました、フィットネス。今週は、月火水と鍼+フィットネスだ。早く回復したいものね。行ってよかった。仕事をしていたときの痛みは消えて、全身の血行が良くなり、気分もとても良くなった。あー、気持ちいい。「からだの人」を自称していたのだから、取り戻しましょう、かつてのその感じ。

・帰宅後、ウェアを洗濯し、あとは仕事。

◆12月6日(木)

・今週、唯一、鍼に行かない日。やはり5:20頃起きるのはそれなりのプレッシャーだ。体はそのリズムになっているから、目は覚めるのだけれど、のんびりした気持ちになれない。ずっと緊張し続けて生きるなんて、私にはもう無理なのである。

・朝、ゴミ出しをしようと起きたら、夫が既に起きていて捨ててきてくれるというので、「ありがたや~」と二度寝。のんびり起きて食事をしたあと、たまった洗濯。ぽかぽか陽気だった間に洗えばよいのにね~。今日は雨降り。浴室やら室内やらにぶら下げる。

・仕事。

・昨日、ネット予約した映画『ボヘミアン・ラプソディ』を地元のシネコンに見に行く。雨が上がったので、体のために20分かけて歩いて行く。音楽映画。音響もよく、クイーンの楽曲が生まれていくシーンなど、とても興味深かった。フレディの生き様や、フレディの家族、バンドとの関係など、ヒューマンな部分も魅力ではあるが、やはり主人公は楽曲。そのすばらしさが全編を覆っている。驚いたことに、かかる曲、かかる曲を、私は全部知っていたのである。細かい伴奏や、前奏のリズム、転調やハーモニーなど、頭の中で歌えるので、とてもとても楽しめた。脚本はシンプルだし、人間関係の描き方も極めてノーマル。出てくる人たちも良い人ばかり。そういう意味ではちょっとテレビドラマ風。とはいえ、クイーンファンには、フレディの人生と歌を重ね合わせた物語、涙なくしては見られない映画だろう。何にどこまで感情移入するかによって、感動の度合いは変わると思うが、上質の音楽映画であることに異を唱える人はいないだろう。私には、それはそれは懐かしいタイムトリップの2時間15分だった。「Mama  Didn't mean to make you cry …………carry on carry on」、歌詞の意味はまったく知らなかった。「Too late, my time has come……」

・どうやら土曜日は、ゆるゆるハイキングに行かれそうだ。お天気と、腰の調子と、友の予定と、条件が揃えばね。

・明朝はまた鍼です~。

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2018年12月 4日 (火曜日)

11月30日(金)・12月1日(土)・2日(日)・3日(月)

溜めてしまったので、ごく簡単に。

◆11月30日(金)

2:30就寝、5:15起床。朝食、ゴミ捨ての後、夫と一緒に鍼治療に。6:30~7:30。治療時の痛みはまだかなりあるけれど、普通に暮らせる感じになってきた。ぐったり疲れて昼寝。その後、痛みが大きく改善するのを実感できる。腰椎がもともと悪い箇所だったのに、最近は仙骨付近が痛いのでちょっと心配。

◆12月1日(土)

4:00就寝、12:00起床。良い天気。本当なら筑波山に行っている日なのだ。ああ、小春日和、ああ、紅葉。ぐすん。英語の暗記など。夕焼け。

◆12月2日(日)

4:30布団に入るも、全然眠くならず。6:00頃までは眠れなかった。それから断続的に寝て、最終的に布団から出たのはお昼を大きく回ってから。あーあー。15:00から英語勉強会。3月から仲間に入れてもらって、今回で6回参加できた。参加してよかったなぁと思う。英語の文章自体が新鮮だし、新しいものを丸暗記するという脳みその使い方も新鮮。そして、声を出して話すことも、月1回新しいメンバーと会えることも。風が冷たい。

◆12月3日(月)

・2:30就寝、5:20起床。朝食、ごみ出しをして、車で鍼治療に。6:30~7:30頃。今朝もまた、Aちゃんの予約と重なったので、私の治療のあと、Aちゃんの膝治療の間、隣の椅子でおしゃべり。今日は治療が終わったところでさよならした。8:30頃帰宅。

・ようやく喪中欠礼葉書のアレンジをしている。ネットで注文しているが、サイトのソフトに不備があるのか若干問題があって、メールや電話で連絡など。ちょっとポンコツ(笑)。対処はしてもらえそうだけど、注文が一日遅れそう。

・いきなり寝ようと思っても、やはり時差ボケでうまく寝付かず。結局10:00~13:00頃まで眠る。

・17:00からフィットネスでの測定予約があるので、16:30頃ウェアに着替え、腰痛発生後初めて自転車に乗って出かけた。測定。先月とほとんど変わらず。一応、上昇曲線は抑えられた模様。おそるおそるストレッチをし、おそるおそるサーキットに入る。ボードステップは問題なさそうだけど、マシンが心配なので、ゆるめゆっくりめに終始。最後まで大きな痛みは発生せずに終了。

・18:30過ぎに帰宅。ウェアを洗濯し、それから仕事~。鍼治療は続くので、なるべく早く寝ないとね。日常の中にいろいろ書きたいことはあるのだけど、ちょっと時間がないにゃ~。

・先日のオーラルの仕上げ中。事実と記憶のずれをどこまで明示し、どこまでこっそり直してあげるか悩む。それから、小見出しにも苦労しそう。今週中に完成したい。仕事も少しずつ忙しくなりそうなので、家の雑用を進めねば。

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2018年11月30日 (金曜日)

11月29日(木)

◆11月29日(木)

恵比寿で映画を見ました。ライトアップされた恵比寿ガーデンプレイスの写真をアップします。

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・『幻を見るひと 京都の吉増剛造』を見てきました。よかったな~。パフォーマンス詩人なので成立するドキュメンタリーだと思いました。ビジュアルもカッコイイ、怪しい老詩人だし。吉増剛造は昭和14年生まれ。幼い頃に周囲に戦争の影があったせいで、常に非常時の気持ちで生きていること、若くして命を失った人と感応しやすいことなどから、東日本大震災直後の被災地に行ったときに逃げて帰ってきてしまい、それから言葉を失ってしまった、という。また、いろいろな音を聞き分ける、特別な聴覚の持ち主のようだ。自然や人の声、さまざまな音、死者の気配などから自身が受け取ったものが、自分の中に立ち上がってきて、やがて言葉になり、詩になっていく、というプロセスで詩を創っていく人。

・京都に滞在して、京都の地下に豊かに流れる琵琶湖の水の音、木々のたたずまい、お寺の庭や庭木。そうしたものに囲まれ、触れる時間の中で、原稿用紙を何枚か貼り付けた形の不思議な紙に、吉本隆明を真似たという線を丹念に引き、そこに来る日も来る日も豆粒みたいな小さな字を埋めていく。そして、やがてその紙の上に、目隠しをしたままジャクソン・ポロックよろしくドリップ・ペインティングをする。書かれた文字は見えなくなり、その紙片に書かれた詩は完成しない。2年9カ月、そうした紙が書かれては、墨汁やペンキのようなもので汚され、未完成のままナンバーがつけられていく。そして、次の紙に丁寧に線を引き……。[→「怪物君」と呼ばれる原稿でなお未完。]

・数年前、青山ブックセンターで詩人が堀江敏幸と対談したときも、その怪しい紙片を持って登場した。ルビが振ってあったり、文字が大きくなったり小さくなったり。黒のみならず、朱色が入っていたり、片仮名、アルファベットなども混じっていたりするものだった。対談後、詩人はしゃがんでその紙をみずから指差し、周囲の人に「ここが、ほら、こうでしょう」と説明を始めた。そして、いきなり大きな声で、あるいは、ささやくような声で朗読したりする。説明を聞いてもよくわからないのだけれど……。その紙片の写真を、詩人ご本人に許可をいただいてから、詩人の頭ごしに少しだけ写させてもらった。

・その経験があったので、何枚かの原稿用紙をつなぎ合わせたアヤシイ紙にも、写経のような原稿にも驚かなかったけれど、そのうえに目隠しをしてドリップするのには驚いた。おまけに、カセットテープで繰り返し繰り返し録音された声を流し、口には何かの骨片なのだろうか、二つをぶらぶらぶら下げて。話しながら、うなりながら、ドリッピングする。顎の下で、そのぶら下がったものがカチカチと当たって音を立てる。意味不明。。。

→調べたら、サヌカイトというものだった。(こちら

・「造ったものを壊さないわけにはいかない」と詩人は言う。「もしかしたらそのまま置いておいたほうがいいのかもしれないけれど」と。子どもがおもちゃでも砂場でも造ったものを壊すのと同じ、ということらしい。

・外に出た詩人の様子はとても良い。貴船神社でインスピレーションを感じるシーンも良いし、川端康成の小説が書かれた様子を、詩人のイマジネーションの赴くままにイメージしていくところも共感できるし、楽しい。

・全編のBGMは、ひたすら水の音、詩人が玉砂利を踏む音、お寺の廊下を歩くときに木がきしむ音、人のさんざめき、虫の声。人工的なBGMは使われていない。

・お行儀良くきちんと作られている感じがしなくもないが、それは、監督へのインタビューでどなたかが言っていたように、監督の詩人に対する畏敬の念のあらわれかと思う。濃密で、再生のエネルギーに満ちた美しい100分間。

・彼の詩はテキストではなく、単なる言葉でもなく、リズム、鼓動、命、時間、音楽とともにあることがよくわかる。

・妙心寺法堂の狩野探幽の天井画、いつか見てみたい。

ドキュメンタリー映画 「幻を見るひと 京都の吉増剛造

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